シロアリの防除は、毒入りカレー事件を契機に、青酸カリなどの劇薬を使用することが出来なくなりました。約20年ほど前の事です。弊社のシロアリ防除もこの時代から始まり、時代の流れを追ってきました。劇薬を使って危険だった施工から、人体に影響を与えない薬品を使って床下環境で難易度の高い仕事としてその施工費も高く設定されています。お客さまはそのような事を知る権利はありますが、実際の作業料や施工料は施工する面積や床下の広さで決められているのが現状のようです。市場価格は大手のシロアリ業者の価格が㎡3,000円弱、予防とか防除とか駆除とかいろいろな使い方をしますが、弊社では防除は予防を含めた駆除作業、駆除は駆除のみ、そして予防は予防という使い方をしています。最近は、ベタ基礎の建築物が多いので予防の仕事が多くなっています。ベタ基礎の住宅はシロアリの被害がないと確信されている方々が居ますが、どうも違います。というのもコンクリートであっても何年かすると経年劣化があり、配管の貫通部やクラック、一番怖いのは湿気がたまり水分を含んだコンクリートはシロアリの食害に似た営巣が見られたケースもあります。シロアリは死んだ樹のセルロースと呼ばれる繊維質を食害すると言われます。噛んで良ければ、その部分を食い進むということが分かっているそうですが、地中にはかなりの数で住んでいますし、私たち人間が生存するようになる前から、地球上にいた生物ですから、人間よりも多く住んでいるのは当たり前のことです。いろいろな事を書きましたが、業者によって価格帯はまちまちで、営業力のある人がやはりたくさん売ります。弊社では、営業力のある人に頼る事無く、地道にお客さまの紹介で、口伝で細々とやっています。もう駆除屋を始めてから8度の決算が終わりました。昨年はコロナ禍で世界が変わってしまいましたが、何とか赤字を免れながら続けて行けそうです。
害虫駆除ならお任せください。
