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昨年の悔しさから、ずっと夢を見た県大会の勝利。優勝こそ出来なかったが、決勝にコマを進め、全国小学生大会の出場権を獲得した。私自身、あまり積極的に指導をしていないせいか、これまでは行けなくても仕方がないと思う事もあったし、環境がそれを許さなかったという事も私は反省している。私たち家族でいろいろな問題を解決しつつ、昨年から修行を積んで望んだ県大会だった。審判であった私は、応援する事も審判に加わる事も出来ず、近くにいながらじっと見守るしかなかった。小学生最後の大会と、本人も自覚していた。ここで終わりではないといつも娘とも話すのだが、それはそれで負け惜しみのようで悔しかった。準決勝、福岡地区で敗戦した相手との戦い、本人の気合も、相手の気合も伝わり、非常に緊迫した試合だった。内容的には、体の小さい長女が押され気味だったが、持ち前のスピードで攪乱しているようだった。不意に中段蹴りが決まり、一気に勝利への道が開けたが、本人は迷う事なく突っ込んでいっていた。負ければ、三位。決勝に進むためには勝たなければならない。本人の気持ちは決勝に行く事しか無かったのだろう。膝が腿に入って一時の中断が、彼女を落ち着かせたのかもしれない。残り時間を上手く過ごして勝った。一番欲しかった勝利をものにして、拳を見せた娘を直視する事が出来なかった。決勝戦では、裏回しの上段を三発貰って撃沈。もっと稽古しなければならないと感じた終わり方だった。そして、表題にもある九州大会にも当道場から、5人の選手を福岡県代表で連れて行くことになった。形で4人、組手で2人。長女は形、組手両方で選出された。私も九州大会の監督として帯同することになった。九州、全国と監督の任も任され、必死に勉強していかなければならないと思っている。福岡県選手団の健闘を祈ります！