長女が生まれてから、約15年が経過しました。道場と言う事で、福岡県空手道連盟に加盟をしてからは、約25年の歳月が流れています。大学を卒業し、東京で選手を続け、世界を目指して頑張っていましたが、仕事との両立が出来るほど甘い世界では無く、九州に帰って自分の生きる道の中で欠かせないものとして空手道に取り組んできました。空手道の出会いは、小学校の5年生の時、担任の先生が大学の空手部出身で、教室のやりたい者たちで始めたのが切っ掛けでした。父が空手をしていたのも手伝い、大学進学時に体育会の空手道部に入部したのが、本格的な出発でした。それから毎日毎日血を流し、汗を流し、辛い事も楽しい事も空手道の中に有りました。社会人になり、夢を諦められず突進しましたが、才能が足りない事に気付き、仕事を全うして行く事を決心してからは、福岡の地でじっくりと空手道と向き合いました。選手としての諦めも悪く、今ではマスターズ大会に出場し勝ちたいが為に稽古する日々を過ごしています。子ども達も空手道の稽古の中に楽しみを見つけてくれる事を望んでいますが、まだまだ、試合に勝ちたいとかカッコよく見せる為の工夫に余念がないようです。道場の運営も、いろいろあると思っていますが、道場に集まってくれる者たちも、健康を勝ち取る為だったり、試合に勝つ事だったり、礼節を学ぶ為だったりしているようですが、それぞれが目標を持って稽古に取り組んでくれればいいと考えています。今年は、昨年出場者を出せなかった全国少年少女選手権大会に出場出来る選手を育てる事と娘が全国中学生大会に出れるような手助けをする事が、今の所、目指している事です。とは言うものの毎日の稽古をしっかりとやっていくしかないのが現状です。
これからも、空手道を自分なりに解釈し、先輩方の作った歴史を崩す事無く、前に向かって行こうと考えています。今年も暴れて行こうと思います。