いよいよ、今日から少しづつ稽古を始める事になりました。いろいろな関係各所との調整のうえ、使わせて頂ける体育館、武道場、保健施設、公民館など多くの方々から支えられて、稽古出来るようになりました。私たちの道場は、空手道の伝統と基本を中心に自分の身体と心を鍛える事で、社会人として通用する事を目的として、礼節や目上の方との接し方、言葉使いや態度、敢えて言うならば空手着の着こなしや指先の表現まで細かにきちんと教えて行きたいと考えています。自分自身、まだ選手でいたいと言う欲求と子ども達を真直ぐに育てて行きたいという考えを、道場で貫いて行きたいと思います。目の前の試合の結果や大会で勝つと言う目標も大切な事ではありますが、その事よりももっと大切な事があると信じて日々稽古に打ち込もうと思います。空手道を好きになって、人生を歩く上での指標や目標、そして礼節を重んじた態度や言葉使い、自分自身を鍛え、芯のある人間になって欲しいと思います。
これから進んで行く道は、険しくて長いものかもしれない。諦めず、前を向いて少しでも進んで行けるように、気合や根性を持って生きて欲しいと本当に思います。道場に通ってくる子ども達には厳しくて怖い先生だと思いますが、私が土佐先生に習った事、前田先生に教えて頂いた事、渡先生に聞かせて頂いた事を分かり易く、少しでも伝えられたらと思います。最近では、娘達の通う崎山先生にもいろいろな事を教えて頂いて少しでも空手道を楽しんで貰えるように伝えたいと考えます。