新型コロナウィルスが蔓延し、いろいろな情報が飛び交う中、全日本空手道連盟が出している感染防止ガイドラインを遵守しつつ稽古を行っていますが、これまでの空手道と変わっていない事に気が付く日々です。大切だった試合も中止が相次ぎ、モチベーションを下げる選手達が多いと聞く中で、わが玄制流武徳会では本部で普段の稽古や日曜稽古などで、技を磨く者、体力向上に精を出す者、今よりも上手くなりたいと努力する者、遠くからでもその有意義な稽古が続いている事に感謝しています。福岡支部も道場を小学校や中学校の体育館で開催していた為、稽古する場所が使えなくなりましたが、宗像市の保健施設が使える事でその施設を週に二回借りて二時間の稽古を続けています。基本を中心に形や組手で応用出来るように、繰り返しの反復と体の体幹や局所の筋肉の増強、精神面を鍛える為の忍耐や集中力の強化を稽古する度に伝えています。
いつも書きますが、空手道とは本来、自分を守る為に体系化された術の修業だと思っています。試合に勝つ事はさておき、自分の為に毎日の生活の中で作り上げていくものだと考え、その事を集まってくる道場生たちに伝えています。道場に来るときは、その前の日までに繰り返した技を見せて貰う事にしています。それが続いて行けばきっといい方向に向かうと信じています。
武徳会の目的及び指導理念
【本会は空手道の指導を通して健全なる心身の鍛錬と人格の陶冶、不撓不屈の精神を養成し、良き社会人を育成することを目的とする。】
この事が私の空手道を支え、これからの活力になっています。拝