この子たちが空手道の道に入ってから早いもので、15年が経ちました。泣きながら稽古したり、逃げ出したり、いろいろな事がありました。二人は高校で、日本航空と高松中央という空手では名門と言われる高校へ進学しました。最後の一年は、コロナ禍に見舞われ、大活躍の年が無くなってしまいました。しかし、彼らは自分の道を定め一歩前に踏み出していきました。空手道は逃げません。好きな事をしながらでも、仕事をしながらでも、続けていく事が出来ます。一生懸命に技を磨いた日々が彼らを支える事と思います。いつも空手道はそばにあります。まだまだ若い彼らには次がいっぱいあるのです。
- 玄制という琉名の意味
- “玄”とは微妙で深遠な理を表し、“制”とは制度、形作る等の意味があり、「玄制」とは奥深い真理を求め、それを得て形に するということである。
- 玄制流空手道の基本原理
- 国家間の戦争であろうが、単なる喧嘩であろうが、勝つために有効な方法は常に相手の意表をつくことであり、解り易く言えば、玄制流の基本原理はこの一点を徹底的に追及したところにある。それをどうやって型の中に表現するか、そしてそれらの技を如何にして実用化するかという研究の末、祝嶺正献がたどりつき創作した技法原理が、施・運・変・捻・転ということであった。施とは体軸の縦方向の施回運動であり、運とは前後上下への昇降運動である。また変とは前後左右へ自ら倒れる運動であり、捻とは主として、その場における体の捻転による手技・肘技の使い方をいう。そして転とは体の前転・後転・横転により相手の予測外に変化した状態での技法でる。これら玄制流の技法を集約した代表的な型として広く知られているのが三才の型である。
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