卒業のシーズンですが、空手道に卒業は無いと言い切ります。やりたくない、やれない、続けられない、よく耳にします。空手道の道は好きな時に進むものであると私は思っていますが、修業の道は修める事が出来れば、そこで終わるものかもしれません。私自身、何も修まっていないし、これからやり続けても、次から次に難題が出て来るでしょう。段の取得や資格審査の合格で終了する事もあるかも知れません。何事もそうだという思いがありますが、何でも分かる、何でも出来る人間なんて居やしないんだと。だから、一つでも続ける事で何かを見つけたいと思っています。仕事も空手道も同じです。どんなスポーツも。続けていけば何かが見えるかも知れない。見えないかもしれない。ここで卒業しても生きていかなければならない。どんなに辛くても歯を食いしばって戦わなければならない。どんどん辛い話になっていきますが、人生は楽しい事ばかりではないし、辛いことがあるから成長もすると思います。言いたい事は、卒業出来るのは学校だけです。その先にあるものを見つける為に続けなければなりません。
そして「好きこそモノの上手なれ。」