国際玄制流空手道連盟 武徳会 福岡支部 宗武館 正式な名称はこんな風ですが、福岡県内では宗武館で名乗っております。土佐会長をはじめとする武闘派集団ですが(笑)土佐宗家の元で鍛えられた先生方が世界中にいます。教えられた奥義、秘技は奥深く、この先絶え間なく続いて生き続けます。宗家のお言葉で心に残る事として、「強いだけではつまらぬ。社会に通用する人になれ。」と言われました。強くなる事は未だに達成していませんが、心を込めたり、礼儀正しく接したりする事は出来る様になりました。当たり前の事を当たり前に出来る人としての礼儀作法や節度ある行動、目上の人に対する態度、後輩に接する態度、いろいろな事を学び、現在に至ります。完全ではありませんが、喜怒哀楽や人情を重んじながらも正しくありたいと生きています。
簡単な事ではありますが、中々現在の教育制度の中、学校で学ぶのは難しくなって来たようです。体罰一つとっても、学校の先生方は後始末を考えなければ指導も出来ない立場になり、感情的にも成れず、かと言って何もしなければやる気のない教員としてレッテルを貼られ先生である事が嫌になるとも言われていました。そんな世の中にあって、空手道の道場と言うのは、ある意味治外法権(言い過ぎですが)親御さんとのコミュニケーションをちゃんと取っていれば、痛くてきつい稽古も、子ども達に学んで頂ける場所になってきました。空手道に関しては、いつの時代もあまり変わっていませんが、続ける事で礼儀作法や精神力、体力増強、情操教育に至るまでいろいろな流れを経験して一皮むけると言う表現がピッタリ来ますが、私が感じる所はそう言った所です。
二人は今、もう大きくなりましたが、全国大会福岡県代表になった事があります。女の子は4回出場、男の子は1回出場しました。二回戦を勝ったと言うのが最高の成績ですが、福岡県の代表になる事が大変なので、よくやったと言うのが私の率直な意見です。彼らも週に2回の稽古を続けています。空手道の何たるやなどは、分らないけれど続けていて楽しいと言う事や彼女たちの楽しそうな顔を見ていると、やる気が出ます。挨拶や言葉使い、声の出し方や技の使い方、しっかり伝えています。
これからの福岡支部の動向ですが、ここで空手道を伝承し始めてから25年。長かったような短かったような気で入るのですが、続けて行く事は変わりません。そして空手道に携わる事でお金を儲けようとか稼いでやろうとかは思いません。いつかのブログでも書きましたが、私の人生がまともになっているのは、空手道のおかげです。空手道が無ければ、もっと変な人間として大成する事は無く、多分、刑務所にいるか他界していたと思います。まともに生きて来れたのは、空手道が導いてくれました。私の後半は空手道に対する恩返しで一杯にしたい。たくさんの繋がった人たちに空手道のいい所を伝えたい。そう思っています。九州でたった一つの玄制流武徳会を少しでも多くの人たちに知って頂きたいと思います。