九月は空手道の修業はいつもより多く、また、それ以外での活動もいろいろとやってみました。SAY OSS!プロジェクトの熊本被災に関するボランティア活動に、武徳会福岡支部として家族で参加しました。はじめは子ども達が何の足しになるのか心配で、私一人で行くつもりでした。しかし、愛知から来るメンバーに高校生がいると言う事で、中学生の長女を申し込みました。話を聞いているうちに、小学生でも出来る事があると聞き、小学生二人も申し込みました。家に家内と息子を置いて行こうと話していましたが、熊本の現状やもし可能ならと言う事で近くまでいけるかどうか確認した所、家族で来られて大丈夫ですよと言われ、皆で申し込みました。ボランティア活動は駅の周辺で募金活動をした事があるくらいで、ほとんど初めての経験でした。熊本地震から半年、壊れた家や道路、そのまま残っている所や使っている所が多く点在し、地震災害の恐ろしさを目の当たりにし、人間の技術や進歩は、自然の大きな力の前では無力である事も気が付きました。活動して思った事、それは困った人たちが喜べるように助けてあげる事はもちろんですが、笑って過ごして頂くほんの少しの時間しか一緒には居れないけれど、同じ場所で同じ空間で同じ意識を感じて、一生懸命片付ける事で一体感や片付いて綺麗になる喜びを分かち合えると言う事で、笑顔になったり、悲惨な中でもどちらもありがとうを言い合って出来た事が喜びでした。子ども達が何かを感じて動いてくれた事を嬉しく思います。
愛知からのメンバー、愛媛上島からのメンバー、埼玉から合流した方、福岡の私達、皆が何かしなきゃいかんと思って動いた結果は、少しの事しか出来なかったけど、何もしなければ何も動かない。少しの事でも積み重なって行けば大きな力になると分りました。あと、3年も5年も掛かると言われていますが、少しづつみんなの力を合わせて行けば、復興は必ず出来ると信じてやみません。お世話になった 一般財団法人 つながり のメンバーの方々には感謝しかありません。ボランティアと言っても宿泊費や食事代も沢山掛かると何度も訪れるのが困難になりますが、つながりの常設施設に宿泊させて頂き、朝ごはんも集まってくる救援物資などを頂いて助かりました。メンバーの方々には、子ども達が大変お世話になり、楽しかったと喜んでいました。
今回は、御船町にお邪魔してボランティア活動をさせて頂いたのですが、愛知のメンバー、愛媛上島のメンバーは、地元の役所へ勤めている方が多く、夕食時に御船町長をはじめ町の主要な方々が集まって懇親会を開いて頂きました。家族で出席した私たちにも、大変手厚く歓迎して頂き有難かったです。
酔ってはいたものの、御船町町長とも熱いお話をさせて頂き、これからのコミュニティの在り方やリーダー育成の尽力などについても沢山話が出来ました。目の前で起こった震災に関しての大変な思いとこれからの考え方など非常に勉強になりました。
そして翌週には、一年で一番頑張る日本マスターズ2016秋田大会でした。秋田は寒いと思っていましたが、逆に熱い日々でした。
車で九州から行ったので、途中、福井に一泊しました。ソースカツどんが有名だと言う事で、チカさんと二人で食べました。おいしかったです。
秋田の会場は広く、美しくやる気が迸りました!
前日稽古では、これまで流した汗と同じようにたっぷり汗をかきました。
結局、試合は反則負けと言う結果でしたが、いい勉強になりました。KING荒川先輩との一騎打ちは、私にとって人生を掛けて勝ちに行く価値があると思いました。
昨日もお電話でお話しましたが、とても温厚で人が良く性格も顔も少し負けてると感じました。
だから、組手競技で負ける訳が行かないと思っています。
強敵ですが最高の仲間とも思っていますので、仲良くしてください。荒川先輩。
と言う事で、ボランティァ活動と日本マスターズ2016秋田大会の様子をお伝え致します。10月初めに行われた黒帯会の様子は、近日中に纏めてお知らせしたいと思います。