今年の秋は一味違います。10月半ばと言えば段々と寒さが増していく頃ですが、まだまだ暑い日が続いています。特に今年はスズメバチが多くなっていました。と言うよりは、お客さまの感覚が住まいの中をよく観察するようになったのではないかと感じています。コロナ禍の中で、生きて行く事は時間の制約や場所の制約が多くあり、外に出て行く事よりも家で過ごす事が多くなったからではないかと考えます。特に暑かった今夏はスズメバチも例年より多かったので駆除の依頼が倍以上あったようです。市内業者としては市に登録のあるのは弊社のみで、県の事業者としても認めて頂いているので、安心感があったのかもしれません。お客さまには安心や安全をお届け出来れば弊社の存在意義も上がるって思います。
題目にもありますが、ご注意頂きたいのは、スズメバチです。毎年のように何人か亡くなるほど被害が出ています。これもこれからの時期が彼らの餌が不足し、動くものに攻撃をし始めるからだと言われています。なるべく黒っぽいものを着ないとか、彼らが過ごす巣には近づかない事が大切です。写真のような巣に近づくと、一斉に攻撃に転じた働き蜂が梁を向けて襲い掛かってきます。同時に3匹から刺されるとアナフィラキシーショックに陥ると毒に詳しい先生が言われていました。もちろんそれ以下でも危ない方もおられますし、大丈夫な方もおられるそうです。個人差がありますが、スズメバチにも個体差があり、オオスズメバチとコガタスズメバチ、キイロスズメバチなどの種類の違いでもその内容は異なると思います。十分な配慮が必要であると言えるでしょう。
これからの時期は巣のほとんどが最終段階に入っています。来期に向けて次期女王蜂を育んで飛ばしてしまえば、巣の役目は終わります。毎年毎年彼らは新たな女王蜂が春に営巣し始め、秋には次期女王蜂を出して終わります。この永続的なサイクルの中で彼らは繁栄を続けています。5年に一度今年のような大発生が見受けられます。経験的なお話ですが、どんな虫たちにもこういった大発生の時期があるようです。虫たちの生活は、私たちの生きる生活の中、地球の持つエネルギーに密接に関わっていると聞きました。地球温暖化、気候の変化、毎日毎日が新しくめぐってくるのですが、人間だけの世界ではないんだと言う事が良く分かるようになってきました。とは言え、私たちは人間のエゴである害虫と呼ばれる虫たちに、住まう環境に適さないように、入って来ないようにするのが仕事なので、彼らの生態をよく知り、入ってきにくい環境を作るお手伝いが出来ればと日々努力しています。
害虫駆除の事ならお任せください。ご相談、随時お受け致します。
